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2012年 04月 23日

北ドイツから  Sassnitz

Leica M4
Elmarit 28F2.8

b0160190_4234196.jpg


ドイツの北の果て
リューゲン島からスウェーデンへフェリーで渡った。
スウェーデンに着いて
船から港のターミナルへ行くバスの中に
リュックを置き忘れた。
Elmar 50F3.5やこの時の旅を撮ったフィルムが入っていた。
この重大なミスに気付いたのは知人の家についてから。
おまけに知人の車から降りるときに
M4を石畳の上にゴトリと落した。
僕のメインカメラだ。

エナメルに金色の傷。
ファインダーに重大な損傷。
こういう日があるのだ。
銀座のライカ修理名人・田鹿さんにM4を修理してもらう際
名人が傷も綺麗にする?と聞いてくれたのだが
僕はその日を教訓にするために
傷と凹はそのままにしておいてもらった。

ファインダーは完璧に直してくれている。

翌日、知人の住まいから約40km離れた
港まで連れて行ってもらうと、
幸運なことにリュックはフェリー会社が保管していてくれた。
そして帰国してみると
そのフェリー会社は僕が荷物を探しに行く前に
僕の名刺を確認し
勤め先に電話をしていてくれていたことが分かった。

フェリー会社の事務所では
荷物担当の大柄のおやじさんが、
東洋人の僕の顔を見て
“このリュックか?”とすぐに対応してくれた。
身元を証明すると“持って行け”とそっけないほどの対応だった。
港の事務所からフェリー会社の事務所にたどり着くまでは
距離もあり苦労したが
心の底からほっとしたことは言うまでもない。
広い国際貿易港、知人の車がなかったら大変だった。

今振り返ってみると
スウェーデンは素晴らしい国だった。
そして知人も。
人というものはいいものだ。

6年前の物語。
フィルムが無事だったのが何よりも嬉しかった。

©All rights reserved.
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by leitica | 2012-04-23 05:09 | Elmarit 28F2.8 | Comments(6)
Commented by handachin at 2012-04-23 05:22
私にも同じような経験があります。
そして名前も知らない人に助けてもらいました。
2か月分の旅の記録も無事でした^^
古い写真を見ていると、その時の気持ちが
わっと蘇ってくるから不思議です。
Commented by leitica at 2012-04-27 01:25
handachin さま
コメントありがとうございます。
同じような経験があったのですね。
こういったトラブルでは
旅の記録が残ることが一番大切かもしれませんね。
それが誰かに助けてもらった場合は
本当に感謝するしかないですね。
僕も今回の写真を見てついつい思い出してしまいました。
実はこのカットはカメラの中のフィルムにあった写真で
置き忘れていなかった旅の記録なのです。
Commented by swingphoto at 2012-05-04 12:33
旅には、アクシデントがつきものですね。
でも、致命的でないアクシデントは
一番の宝物のような思い出になりますね。

ライカのメンテは、私も銀座の名人にお願いしています。
Commented by leitica at 2012-05-08 03:00
swingphoto さま
コメントありがとうございます。
確かに、トラブルが解決した時は
本当にいい思い出になると思います。
僕にもいくつかそのような体験があります。

ライカのメンテは銀座の名人でしたか
それはとてもいい事だと思います。
Commented by Summer at 2012-05-24 09:11 x
こんにちわ。leiticaさんの写真、すごく好きです。私の好みなスタイル。白黒だからっていうのではなくて、Compositionや視線など。 写真でお仕事なされているんですか?
Commented by leitica at 2012-05-28 02:44
Summer さま、
コメントありがとうございます。
写真気に入ってくださって、本当に嬉しいです。
「写真で仕事ををする?」と問われますと
周りに写真を撮って生活しているプロも多く
20年以上そうした仕事なので、間違いありませんが
私はプロカメラマンではありません。
全くのアマチュア写真家です。
頼まれてクライアントのニーズに合った写真を撮る
スペシャリストではなく
自分の撮りたいと思うものだけにレンズを向けるスタイルなのです。
気楽なスタイルです。でも真面目に撮ってきました。
このスタイルで食べていける人は
残念なことに、本当に少数です。

少ないのですが、
時々更新しますので
気が向いたときに、
写真を見ていただけると嬉しいです。


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